マイホーム購入前に知っておきたい「不同沈下」の話
後悔しないために、契約前に確認してほしいこと
マイホームは、人生で一番高い買い物と言われます。
間取りやデザイン、立地ばかりに目が行きがちですが、
実は**「家の下の地面」**も、とても大切なチェックポイントです。
その理由の一つが、**不同沈下(ふどうちんか)**という問題です。
不同沈下とは、家全体が同じように沈むのではなく、
一部だけが沈んでしまい、家が傾いたりゆがんだりする現象です。
購入後に気づくと、修理に大きな費用がかかることもあるため、
できれば買う前に知っておきたいポイントです。
なぜマイホームで不同沈下が問題になるのか
不同沈下は、見た目では分かりにくいことが多いです。
新築やきれいな中古住宅でも、
数年たってから少しずつ症状が出ることがあります。
一度家が傾いてしまうと、
- 壁や床にひび割れが出る
- ドアや窓が閉まりにくくなる
- 住んでいて違和感や不安を感じる
といった影響が出ます。
だからこそ、契約前に「起こりにくい家かどうか」を確認することが大切です。
不同沈下が起こりやすい土地の特徴
マイホーム購入前に、ぜひ気にしてほしいのが土地の情報です。
① 昔の土地の使われ方を確認する
今は住宅地でも、以前は
- 田んぼ
- 畑
- 池や沼
- 川の近く
だった場所は珍しくありません。
こうした土地は、地面がやわらかく、
時間がたってから沈みやすい傾向があります。
不動産会社に
「この土地は、昔どんな使われ方をしていましたか?」
と聞くだけでも、大きなヒントになります。
② 周辺環境をよく見る
現地に行ったときは、家だけでなく周りも見てみましょう。
- 近くの家が傾いていないか
- 外壁や基礎に大きなひび割れがないか
- 石垣やブロック塀が傾いていないか
周囲の建物も、同じ地面の影響を受けています。
周辺の状態は、とても参考になります。
建物について確認したいポイント
③ 地面について調べた記録があるか
新築の場合は、
- 地面を調べた記録があるか
- その結果に合わせた対策をしているか
を確認しましょう。
中古住宅でも、
「建築時に地面の調査をしているか」
を聞いてみる価値はあります。
分からない場合は、
「調査はしています」と言ってもらえるだけでも安心材料になります。
④ 保証やアフター対応をチェックする
万が一、不同沈下が起きた場合に備えて、
- 地面や建物に関する保証があるか
- 何年くらい保証されるのか
- どこまで対応してもらえるのか
を事前に確認しておくことが大切です。
「もしものとき、誰が責任を取ってくれるのか」
ここをはっきりさせておくと、購入後の不安が減ります。
内覧時に自分でできる簡単チェック
専門的な道具がなくても、内覧時にできることがあります。
- 床が不自然に傾いていないか
- ドアや引き戸が自然に動くか
- 壁や天井に不自然なひび割れがないか
「なんとなく変だな」という感覚は、意外と大切です。
違和感があれば、遠慮せずに質問しましょう。
不同沈下が怖いから家を買うべきではない?
ここまで読むと、少し不安になるかもしれません。
でも、不同沈下はどの家にも必ず起こるわけではありません。
大切なのは、
- 事前に情報を知ること
- 確認すべきポイントを押さえること
この2つです。
何も知らずに買うのと、
知った上で納得して買うのとでは、安心感が大きく違います。
まとめ|「見えない部分」こそ確認を
マイホーム選びでは、
つい目に見える部分ばかりに注目してしまいます。
しかし、本当に大切なのは、
**完成してからは見えなくなる「地面」や「基礎」**です。
不同沈下について少し知っておくだけで、
不動産会社の説明も理解しやすくなり、
納得のいく家選びにつながります。
後悔しないマイホーム購入のために、
ぜひこのポイントを意識してみてください。

