日本のコンテンツとクロスした建設を輸出産業に

リノベーション

中国での「THE FIRST SLAM DUNK」のヒットや「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」の世界的なヒットを見ると日本の漫画・アニメ・ゲームのコンテンツは改めて強いなぁと感じます。

そのようなことをぼんやりと考えていると、京王プラザホテル八王子に、ハローキティとマイメロディ&クロミをテーマした新たなキャラクタールームが登場するというニュースを見ました。2023年5月14日(日)に予約受付がスタートし、7月14日(金)より宿泊可能となるそうです。

気になるホテルの室内ですが、次のようになっています。

著者の目線で言えば、決して好みではないものの、らしさが反映されたユニークな空間となっているように見えます。ハローキティもマイメロディもサンリオの中でも世界的にファンが多いキャラクターです。つまり、日本以外の海外でもファンが多いことになりますから宿泊者ターゲットとなるわけですね。気になる宿泊のお値段ですが、ハローキティが1室2名で1名あたり51,500円/泊、マイメロディ&クロミが1室2名で1名あたり30,250円/泊という価格設定となっています。この価格設定は、おそらくインバウンド向けに設定されたものだと想定されます。しかし、ハローキティのファンであれば1度は訪れて宿泊してみたいものですね。

先述のように日本には世界に誇れるコンテンツがたくさんあります。今後、こうしたコンテンツとコラボした建築がどんどん出てくるかもしれません。例えば、中国なんかで「SLAM DUNK」のバスケットコートを建設したら誰もが行きたくなることでしょうし、エヴァンゲリオンとコラボした「綾波レイの部屋」なんかも個人的には儲かりそうな予感がします。ゲームで言えば、ストリートファイターⅡのステージが体感できるホテルとか楽しそうです。今後は、日本らしいコンテンツと建設(建築物やランドスケープを含む)がコラボした街づくりが出てくるとすごく面白いと思います。それに日本の建設業はジリ貧状態なので、こうしたコラボレーションはどんどんすべきだし、輸出していくべきだと感じます。皆さんはどのように思われますか?