恵方は2月4日に誰も覚えていない

リノベーション

 2月3日は節分です。ご家庭で豆まきを楽しみ、恵方巻を食べる方はけっこういらっしゃると思います。恵方は縁起の良い方角のことですが、実は4パターンしかないのですね。「甲・己」の年は東北東、「乙・庚」の年は西南西、「丙・辛・戊・癸」の年は南南東、「丁・壬」の年は北北西の方角が恵方となります。言ってみれば、この4パターンがローテーションとなっているわけです。そのため、4年に1度のオリンピックやFIFワールドカップがある年は、恵方が毎回同じということになります。

 筆者の経験上、恵方を考えるタイミングは現代人のほとんどが恵方巻を食べるタイミングだけです。古くは、恵方のある方角の神社に参拝したりしていたそうです。先祖のように恵方に熱心な方はごく少数だと思います。おそらく、恵方巻を食べた翌日には、どの方角だったかを忘れている人がほとんどなのではないでしょうか。

 別に恵方を忘れても全然問題ないと筆者は考えるのですが、改めて企業のコマーシャルはすごいなと考えさせられます。2月の節分に食べる恵方巻はすっかり定着しましたね。恵方巻を食べると、正月に上げたのに忘れかけていた運気をブーストさせてくれる気にさせてくれます。1月があっという間に終わり、気付けば2月になりました。まだ今年の序盤ですから、今年の運気を上げておくのはまだ効力がありそうなんですね。ということもあり、恵方巻を食べる人は多いような気がするんです。そして、いろいろなトッピングができる恵方巻は、様々な食品メーカーが参入しやすい一面があるようです。

 今年の恵方は、南南東微南だそうです。恵方よりも恵方巻の具のトッピングの方が楽しみのは筆者だけではないはずですが、豆まきで鬼を追い払い恵方巻も食べて運気を上げていきましょう!